酒友グランプリ2017夏 結果発表&リレーションセミナー開催

江戸時代、寿司で使用するまぐろの鮮度保持のためにほどこされた手仕事である「漬け」。日本の伝統的な手仕事とお酒との深い相性を探求。 伝統的和スイーツのゆるぎない代表「ようかん」。昨今のお酒とスイーツの相性が評価される中、相性の良いお酒を再度発見確認!

 

日本酒、焼酎の香味特性別(4タイプ)分類との相性


合わせる日本酒・焼酎は伝統にこだわる必要なし!
特に注目すべきは薫酒との相性

醤油に漬けることで、身はしっとりと引き締まり、旨味と塩味が一体化したまぐろの漬け。順当にいけば「醇酒」「リッチタイプ」が好相性となると思われますが、「熟酒」「キャラクタータイプ」以外のどれもが高評価となりました。
まず日本酒は、薫酒がトップであることに注目したいと思います。よく「大吟醸は料理に合わない」などと言われ、フルーティーな香りは料理の邪魔をするとされます。しかし、今回のようにフルーティーな香りが加わる組み合わせ、いわゆる「マリアージュ(第3の風味が生まれる)」が評価されたことは、ワインだけでなく、日本酒と料理の相性提案に関しても新たな可能性が示唆されたと言えます。
焼酎も、コク同士が同調するリッチタイプとの組み合わせがトップでありながらも、フルーティーな要素を持つフレーバータイプも、スッキリとしたライトタイプも甲乙つけがたい結果であったことから、まぐろの漬けは、様々なタイプと合わせられる肴であることも明らかになりました。
伝統部門「まぐろの漬け」でしたが、合わせる日本酒・焼酎に関しては、伝統的なものだけに捉われなくてもよいことがわかりましたので、今後も柔軟な視点で伝統料理との相性を追求していきたいと考えます。


革新的で素晴らしいペアリング!
日本酒は「熟酒」、焼酎は「リッチタイプ(特に芋)」にやや軍配

「右党」「左党」と分けられてきたように、これまで酒類と甘味類の提案がされることは、あまりありませんでしたが、スイーツ類も新たなパートナーになりうると考え、今回は「ようかん」を革新部門と題し、投票を行いました。黒糖由来の濃密な甘味と豊かな小豆の風味、さらにはどっしりとした質感が特徴のようかんですが、評価されたのは「熟酒」と「リッチタイプ」でした。
まず日本酒は、熟成に由来するカラメルや黒糖のような香り、厚みのある飲み口、深い甘味が、ようかんと同調し、評価が高まったと考えます。
焼酎に関しては、リッチタイプの豊かなコクと、ようかんの濃密な甘味が同調したとともに、今回は芋焼酎だったため、さつま芋特有の甘くふくよかな香りも一体化する要因になったと考えます。また、ライトタイプの評価も高かったことから、焼酎とようかんは、様々な合わせ方ができることもわかりました。
同調する要素を探し出すことで、スイーツ類でも好相性と評価される組み合わせが多くあることがわかりましたので、「甘いものとお酒なんて」という固定観念に捉われず、様々な組み合わせを試したいものです。特に「和菓子と和酒」は、インバウンドゲストに対しても有効な提案となるのではないでしょうか。
 

エントリー投票



相生乃松 /相生ユニビオ(愛知県)


純米吟醸伝衛門 /越後伝衛門(新潟県)
蓬莱 無修正の酒 /渡辺酒造店(岐阜県)
太冠 純米吟醸酒 /太冠酒造(山梨県)
生酛純米 かまわぬ /司牡丹酒造(高知県)
なまの上善如水 純米吟醸 /白瀧酒造(新潟県)


卯の花 /原田酒造(愛知県)
純米大吟醸 光武 /光武酒造場(佐賀県)


特別本醸造 無濾過 雫しぼり /光武酒造場(佐賀県)


貴醸酒 古酒(23年+13年) /若鶴酒造(富山県)
亀泉 純米大吟醸生 亀の尾 /亀泉酒造(高知県)
純米吟醸 Sparkring Sake Shiro /萩原酒造(茨城県)
蓬莱 飛騨のどぶ /渡辺酒造店(岐阜県)
播州一献 純米吟醸 播州吉川産山田錦 /山陽盃酒造(兵庫県)


黒松仙醸 純米大吟醸 プロトタイプ16 /仙醸(長野県)
蓬莱 ガリガリ氷原酒 /渡辺酒造店(岐阜県)
 

酒友グランプリ2017夏 総投票数

A=一般 (1pt) B=唎酒師・焼酎唎酒師(3pt) C=酒匠(5pt) D=専属テイスター(7pt)
男性/女性/不明

会場/審査員区分 A B C D 合計人数 総投票pt
7/23 大阪国際会議場 106
47/47/12
38
23/15
0 0 144
70/62/12
220
7/29 東京会場① 267
136/127/4
59
39/20
1
1/0
1
0/1
328
176/148/4
456
7/31 東京会場② 13
0/12/1
10
1/9
2
1/1
1
0/1
26
2/23/1
60
合 計 386
183/186/17
107
63/44
3
2/1
2
0/2
498
248/233/17
736

 

グランプリ概要


本グランプリは「伝統部門」「革新部門」の2部門を設け、各部門に具体的な料理とテーマを設定し、どのお酒が最も好相性であるかを審査員によって決定いたします。

開催日程・会場
7/23(日)大阪国際会議場    
7/29(土)東京会場① ホテルメトロポリタン エドモント
7/31(月)東京会場② FBOアカデミー東京校

「グランプリ投票」
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が提唱する日本酒、焼酎の香味特性別(4タイプ)分類にて審査。お酒はそれぞれ最もおいしいとされる温度・割り方で提供。 

「エントリー投票」
エントリーされたお酒(市販酒)をブラインドテイスティングで審査。

審査員別ポイント
・一般審査員…1pt
・唎酒師・焼酎唎酒師審査員…3pt
・酒匠審査員…5pt
・専属テイスター審査員…7pt

投票および具体的な審査方法
・すべてのエントリー酒はブラインドテイスティングにより行う。
・エントリー者が指定した、温度、割り方でテイスティングを行う。
・ISOテイスティンググラスを用いる。
・各審査員が保有するポイントを投票する。
 

酒友グランプリ実行委員(敬称略・五十音順)


あおい有紀(フリーアナウンサー/和酒コーディネーター)
天野保(株式会社杜の蔵)
市井勇人(公益財団法人日伊協会 顧問)
井上博文(東洋大学 名誉教授)
入江亮子(温石会 主宰)
大越智華子(株式会社リカープラザ 代表取締役)
大谷晃(NPO法人 日本ホテルレストラン経営研究所 理事長)
大津稚子(立教大学ビジネスデザイン研究科MBA)
貝塚英元(株式会社GASジャパン 取締役社長)
狩野卓也(酒文化研究所 代表取締役社長)
鎌田孝(北海道産酒バーかま田 代表)
北原康行(コンラッド東京ホテル ヘッドソムリエ)
鬼頭キヨシ(フードビジネスコーチ)
佐藤信也(ホテル椿山荘東京 副総支配人兼ホテル統括支配人)
鈴木詔雄(呑美喰学遊館すずき)
高城幸司(株式会社セレブレイン 代表取締役社長)
友田晶子(一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会 代表理事)
花島秀樹(フランスワイン専門店La Vinée ソムリエ)
彦坂幸治(Presquile ソムリエ)
菱沼勇人(オーバルワン株式会社 代表取締役)
平塚剛(税理士法人あい会計社)
福地亘(コットンクラブ&レゾナンス ソムリエ)
古田豊弘(天橋立 酒鮮の宿 まるやす)
本多賀文(食文化研究家)
松岡修司(祥瑞札幌 オーナーソムリエ)
松本正彦(元京王プラザホテル シェフソムリエ)
圓子千春(インフィニット・酒スクール)
宮木秀和(ドメーヌ・ドゥ・みやき 代表)
向井畝津子(KAZZ)
本村哲朗(有限会社和心采菜 代表取締役)
山田淳仁(株式会社酒商山田 代表取締役社長)
山本将守(純米酒専門 八咫(マグネティックフィールド) 代表取締役)

開催日時:2017年10月10日(火)19:00〜21:30
会 場:FBOアカデミー東京校(東京都文京区小石川1-15-17 TN小石川ビル7F)
参加費:一般 2,000円 /FBO認定会員 1,000円/FBOアカデミー会員 1,500円
    日本酒学講師・酒匠認定者 無料
FBO認定会員の方は、何枚でも会員価格にてお買い求めいただけます。
※日本酒学講師、酒匠 認定者の方は、ご本人様のみに限ります

江戸時代から続く日本の伝統的な手仕事が施された『まぐろの漬け(伝統部門)』と伝統的和スイーツとして揺るぎない『ようかん(革新部門)』ともっとも相性の良いお酒との相性を探った『酒友グランプリ2017夏』。
500名にも及ぶ審査員が参加した『酒友グランプリ2017夏』の投票結果を実際にペアリングしながらの検証と、エントリー投票にて見事グランプリに輝いた相生ユニビオ(伝統部門)と光武酒造場(革新部門)の2社をお招きした『酒友グランプリ2017夏』 リレーションセミナーを開催いたします。

参加者特典
参加者には、次回(2018.2.24)開催の『酒友グランプリ審査付きSTYLE J.SAKE』に特別価格でご優待!
【特別価格】FBO認定会員 5,500円➡4,500円
      FBOアカデミー会員 6,000円➡5,000円/一般 6,500円➡5,500円
『酒友グランプリ2017夏 リレーション試飲会』では両部門のグランプリに輝いたお酒を実際にペアリングをしながらご体験いただけるほか、準グランプリのお酒の試飲も行えます(一部季節商品等でご試飲できない場合もございますことを予めご了承ください)。
お申込み
FBO認定会員/一般 FBOアカデミー会員 日本酒学講師・酒匠認定者